新卒1年目から外商員として
お客さまの人生に寄り添っている人
大丸心斎橋店 お得意様営業部 第1営業
A.H
2022年入社/文学部出身
わたしのキャリア
- 2022.4
- 大丸心斎橋店 お得意様営業部 営業企画支援
- 2022.9
- 大丸心斎橋店 お得意様営業部 第1営業OSE(アウトセールスエキスパート)
いまの仕事
お得意様営業部 第1営業OSE
入社1年目から外商員をしています。外商員は、百貨店の売り場の外でお客さまと接し、商品の提案などお買いものをサポートさせていただくお仕事。大阪市北区、中央区などのお得意さまを150件ほど担当しています。お客さまの年代は、お孫様がいらっしゃるご年配の方から若年富裕層の方まで様々で、ご祖母様、お母様、お孫様と3世代で担当させていただいているご家族もいらっしゃいます。若い世代のお客さまには、ご自宅に訪問するより店舗やホテルで開催する催事にお越しいただき、商品をご紹介することが多いです。まだまだ学ぶことばかりですが、お客さまのライフスタイルにあわせて、商品だけでなく、以前お買いあげいただいた品の修理や旅行プランまで様々なご提案をさせていただいています。
もっと教えて、一問一答
入社する際に外商員を一度やってみたいと人事に伝えていましたが、まさか1年目から任せてもらえるとは思っていなかったので、配属を聞いた時は驚きました。はじめは、外商員がお取り扱いする機会の多い時計、美術、宝石などの知識が全くなかったので、私に務まるのか不安でした。ですが、私よりもお客さまの方がずっと詳しく、いろいろなことを教えていただけるので「わからない時は素直にお客さまにお聞きしよう」という意識に変わっていきました。資料を読んで覚える情報に比べて、お客さまとの会話の中で得た情報は自然と頭に残って、生きた知識になっていると感じます。
例えば数百万円の時計も「じゃあこれで」と迷うことなく購入いただけたりするのが、外商のお客さまのお買いものスタイル。ただ、百貨店の外商員といえばご自宅に訪問してラグジュアリーな商品を販売するようなイメージは持っていたのですが、実際には洋服のクリーニングや時計のメンテナンスなどのご依頼も多いのは意外でした。また、お客さまのデータを解析してご提案する商品の傾向をつかんだり、LINEを使っておすすめの商品を写真で紹介したり、そういったデジタル化も進んでいます。
お客さまに商品をおすすめして初めて買っていただけた時のことは、今でも1番心に残っています。時計メーカーの担当者とお得意さまのお宅を回っていた時に、偶然お客さまから時計に関するお問い合わせをいただきました。豊富な知識を持ったメーカーの方が同席できるタイミングでしたので、お客さまに良いご提案ができるかもしれないと思い、一緒にお伺いしました。お客さまはフォーマルなシーンに合うデザインを探されていたのですが、私がおすすめしたかったスポーティな時計をご提案すると大変気に入ってくださり、その場でお買いあげいただきました。「自分の力で売れた!」という実感を持てましたし、「あの時の商品を使って下さっていますね」と会話もはずみ、お客さまとの関係もより深まりました。
ものを売る人と買う人という関係を超えて、人対人としてお客さまと関係性を築いていけるところです。配属されたばかりの時はお客さまからのご依頼も少なく、営業もなかなかうまくいきませんでした。ですが、諦めずにコツコツと挨拶回りを続けて半年くらい経った頃から、徐々にお客さまから依頼してくださることが増え、「どうやったらあなたの成績になるの?」と私のことまで気にしていただけるようにもなりました。会社からの評価だけでなく、「あなただから買う」というようなお客さまからの評価を直接感じられるのは、外商員ならではのやりがいではないでしょうか。
たとえ未経験でも、1年目でも、手を挙げればチャレンジさせてもらえる環境がこの会社にはあると思います。私自身も新卒入社してすぐに、ベテランがやるイメージの強かったこの仕事を経験させてもらえました。希望の職種とはいえ不安もありましたが、いざ飛びこんでみると現場でしか得ることのできない成長や発見がたくさんありました。百貨店には様々なフィールドがあるので、就活中からやりたいことが明確にある人はもちろん、どんなことも前向きに取り組める人は向いていると思います。
私の原動力は「人が好き」という気持ちです。今はお客さまとダイレクトに関わっていますが、人と関わって誰かに貢献することができればどんな形でも変わりなく楽しめると思います。学生時代はアパレルのアルバイトをしていて、店舗の予算を達成するためにチームで試行錯誤していましたが、外商員はどちらかというと個人で成果を出すような環境なので、今後はチームで成果を求められるような部署にも身を置いてみたいなと思っています。